2009年10月12日月曜日

ビクトリア《聖週間のためのレスポンソリウム集》

「お気に入り」でご紹介している作品を見ていたら。ルネサンスのものが1つもないことに気づきました。ルネサンスの作品はもちろん嫌いではありません。むしろ音大時代から、ルネサンスの曲はずいぶん歌ってきました。
今まで歌ったことのあるルネサンスの作品の中で、トマス・ルイス・デ・ビクトリアTomás Luis de Victoria(1548-1611)の宗教音楽は、私にとって特別なものとなっています。

ビクトリアは、パレストリーナとほぼ同時期のスペインの作曲家で、一説にはパレストリーナに師事したと言われています。しかし、彼の音楽は、ルネサンスの音楽様式に基づきながら、その枠から飛び出そうとしているように聴こえます。
たとえば、この《聖週間のためのレスポンソリウム集》においても、歌詞の意味に応じて、ルネサンス的な均整を破る手法をしばしばとっているのです。ちなみにパレストリーナには、こうした特徴はありません。

聖木曜日のための《Caligaverunt oculi mei》(私の眼は曇った)を聴いてください。

録音はこちらから(CDの演奏とは違います)
楽譜はこちらから

歌詞対訳(torajiroによる):
Caligaverunt oculi mei a fletu meo
私の眼は涙で曇った
quia elongatus est a me, qui consolabatur me:
私を慰めた方が、私から引き離されたから。

Videte, omnes populi,
見なさい、すべての民よ、
Si est dolor similis, sicut dolor meus.
私と同じ悲しみがあるのかどうか。

O vos omnes, qui transitis per viam,
おお、道を行く全ての人たちよ、
attendite et videte.
聴きなさい、そして見るのだ。

この作品は、キリストが十字架にかけられたことを記念する受難週に歌われるもので、中間部分、「Si est dolor similis, sicut dolor meus.私と同じ悲しみがあるかどうか」で、ソプラノが悲痛とも言える叫びを発します。叫びと言っても、もちろん音楽的なものですが、ここに私は、ルネサンスの終焉を感じるのです。

さて、紹介しているCDは、16名の歌い手から成る「ザ・シックスティーン」による演奏です。タリス・スコラーズの演奏もいいのですが、こちらの方が響きが厚く、私は好きです。





Tower Records EMI Classical Treasures QIAG-50003

60 件のコメント:

菅野茂 さんのコメント...

この時代だと現代音楽の連中はどうしてもジェズアルドに集中してしまいますね。ヴィクトリアはここに楽譜はなくもないのですが、ただその辺にごろごろあるので中身も調べないで気軽にやってしまいますね。ここにおいてある自分の宗教曲集「Cantual」にも彼の曲は数曲あります。もう一つの「Das Geistliche Jahr」にもありました。しかし頻繁にあるのでいちいち名前を覚えていないので自分がやったかどうかは記憶がありません。演奏するほうは次から次に与えられた曲を機械的にこなさないと間に合わないのですね。

今日のSWRのFMは一昨日からハイドンの交響曲でロバート・レヴィンの面白い解説で良いですよ。彼は元々ピアニストなので交響曲の譜例を全部暗譜で弾いてしまいますね。もちろん協奏曲のカデンツァではその様式で完全即興することでも有名です。今103番です。僕は昔から彼のバッハアカデミーの講習会に出ていましたが、ここに引っ越してきてからはもっぱらラジオで聴くのみとなりましたが、古典派のベートーヴェン、モーツァルトと面白い解説付で聞けるのはいつも収穫になります。最後に会ったのは今年の2月にケルンでベートーヴェンの全部の協奏曲を2日間でやったときの中日の解説かな?

torajiro さんのコメント...

ところがジェズアルドの宗教音楽は、マドリガーレほどのインパクトがないんです(笑)。
今度、ヒリアード・アンサンブルのCDを聴き直して感想でもアップします。

ハイドンは聴く時間がない(泣)。

菅野茂 さんのコメント...

ジェズアルドで興味があるのはあの辺てこな転調でしょう。
要は楽譜さえあれば良いわけで、
それがどんな響きがするかはいつも二の次ですね。
それが現代音楽病患者の症状です。

torajiro さんのコメント...

あれはあれでルネサンスの旋法理論の枠内だそうですがね。
友人が修論で書いていたけど記憶に無い。

菅野茂 さんのコメント...

理論は文法と同じ後から付いてくるものです。

科学の実験のように誰かが理論的にこれが正しいとしたからソナタ形式ができたのではないですね。みんながそう喋っていたから通じやすいように自分も勉強してそう書いたのでしょう。中世も同じだと思いますよ。現代音楽もしかりです。最初何かを喋る。後で文法学者が規則性を調べてその語法を文法化する。シェーンベルクは最初無意識で無調や12音を書いていました。12音は規則はありましたが、自分はなぜその規則を使うのかがわかっていませんでした。それを完全に理論化したのは彼ではなくて戦後の音楽学者のテオドール・アドルノでした。所謂「繰り返しの理論」ですね。

菅野茂 さんのコメント...

この話の続きになりますが自分もそうですね。もちろん今までの規則や理論はできる限り勉強する。でも自分はそれ自体であっては作曲家失格であって、やはり新しい語法を開発しようとする。もち論言葉にならない何かを表現したいと散々もがいて苦労する。で「あー、うー、んー」とか何かを言ってみる。それを何とかして5線に書き付けてみる。そうすると何かが見えてくる。音に出してみる。自分が良いと思った音はまた使いたくなり、次第に自分の好みがはっきりしてくる。それでそれをしょっちゅう使うとその人特有の表現としてみんなにいつか認めてもらえる。でも命名することが目的ではないので名前はほとんど付いていません。「スーパー・フォーメル」とか生前に自分のやり方に名前を付けたのはシュトックハウゼンぐらいでしょう。彼の取巻きの中では常識ですが、未だに世の中には広まっていませんね。なぜか、単なる変奏・変容技法に過ぎないから。

torajiro さんのコメント...

たぶん友人の修論も、調べた結果、ルネサンスの旋法理論の枠内で説明できる
といった主旨だったように記憶しています。

あと、シュトックハウゼンではないですが
理論からスタートして名前まで付けたのは
フィレンツェのカメラータの試みですかね。

菅野茂 さんのコメント...

まあ語法なわけです。

理論はその曲をよりよく理解するためにあるのでしょう。

torajiro さんのコメント...

また、あれですね。
音楽に知識は必要か、ってテーマになりますね(笑)。

菅野茂 さんのコメント...

知識がなくとも楽しむ人はいます。
でもその楽しむ語法はどこかで少なからず知識として入っているものです。
調性音楽の規則はいつも聴いているので無意識に知っている、ドミナントはトニカに行くなどを無意識に体で知っているのですね。
私達使っている日本語は無意識に喋っています。
でも幼児のころ苦労して覚えた筈なのですね。
でも何十年も使うと苦痛も全くなくなり血肉の一つとして何不自由なく使えるし聞き取れるのですね。
音楽も同じでしょう。

torajiro さんのコメント...

>でもその楽しむ語法はどこかで少なからず知識として入っているものです。

そうそう。そこなんですよ。面白いのは。
ただ、いくら調性音楽の文化が広がっていても
私たちの世代は、たとえば「♪しげるくーん、あそびましょ」と歌うと
旋法によるメロディを歌うわけです。

菅野茂 さんのコメント...

もともと先入観があるのかも知れません。

赤ちゃんが生まれたときはAの音で泣くのは嘘ですね。
音程がはっきりしておりません。
平均するとAかな?

torajiro さんのコメント...

赤ちゃんの泣き声は、うーん、よく聞く話ですが。
Aを選定する時に、赤ちゃんの声を基準にしたとは考えにくいですね。

菅野茂 さんのコメント...

だって生まれたときの赤ちゃんは泣いているだけで、
歌っているわけではないですからねえ。
Aで固定するわけがないですね。

torajiro さんのコメント...

いわゆる「都市伝説」のたぐいかもしれませんね。

菅野茂 さんのコメント...

僕が日本にいない間にできた造語の「都市伝説」は未だに意味がわからないですね。
日本語はいつも勝手に意味が変わっていきます。
外国語の影響が少ないからでしょう。

torajiro さんのコメント...

うーん、私も大して意味を考えずに使いました。
あまり深く悩まないでください(笑)。

菅野茂 さんのコメント...

要は何言っているのかわからなくなるのですよ。
若い人に「古い」といわれるとショックですね。

torajiro さんのコメント...

いやあ、若い人と話していると、というか話が通じ合わないか。
自分も同じです。

菅野茂 さんのコメント...

さっきのは一つ前ですが一応Submitされているようです。
PCがおかしくなったのであわてて消しました。
どうもここのHPはビールスが入っているようです。
少なくともそのようは反応がします。

torajiro さんのコメント...

日本の夜の時間帯は重くて話になりません。
このサーバーの問題で、データベースのクラッシュとも関係していると思います。
いずれサーバーは変えますが、ウィルスは挿入されている証拠が見つかりませんでした。

菅野茂 さんのコメント...

要するに日本人は夜に多くの人がネットやっているわけですか?
そんなこと別の東京の友人に聞いた事があります。
普通は昼間働いているわけだからそうかな?
今日はここは一日中ネットですね。
健康に良くありません。
さて練習しないと。
曲も書かないといけませんね。

torajiro さんのコメント...

昔ほどではないですが。夜にネットばかりやっている人は多いでしょう。

問題なのは、このサイトを置いているサーバーですが
xreaという会社の何百ものサーバーのうち
いくつかのサーバーが夜に混雑していて
このサイトのサーバーがそのうちの1つに当たっているわけです。

菅野茂 さんのコメント...

今日はまたケルンでした。
今帰ってきたので時間が無駄になりました。

やはり日本人は昼間は働くものだからネットは夜になるようですね。
1テラバイトのサーヴァーが極小・小型化したら自分も一つ買って置きたいですね。

torajiro さんのコメント...

普通のコンピュータでもいいんですよ。
ハードディスクは1テラが1万円くらいですね。日本では。

菅野茂 さんのコメント...

1テラが一万とはこれはまた安くなりましたね。
それを携帯電話に入れて持ち運びたいですね。
腕に巻けば時計にもなるとか?

torajiro さんのコメント...

初めてwindows95のPCを買った時は
850MBのマシンで、250,000円でしたから
隔世の感がありますよね。

850MBって、メモリーじゃないですよ(笑)。

菅野茂 さんのコメント...

僕の場合は近代PCの購入は遅れましたね。PCの発展はみんなこちらに来てからの話ですからね。さらにそれがドイツ語だったので余計に時間がかかりました。当時はまだまだ不便だったのでまだまだ様子見で購入は控えましたね。1992年にFilmacademie時代に使ったFinaleの白黒のバージョン1が懐かしいです。僕が高校時代に習ったフォートランやコボルのプログラミングは本当に遠い世界になりました。

でも850MBって記憶はできるのでしょう?

torajiro さんのコメント...

あー、菅野さんはコンピュータは高校時代からなんですねえ。
それは凄い。
私はWindows95からですから。

850MBはもちろんハードディスクなので記憶できます。
ただ数年のうちに足りなくなりましたね。
今では80GBのディスクでも足りません。
外付けの500GBにいつもデータを移して使っています。

ネットを始めた頃は、接続する電話代で月5万円という請求もありました。

菅野茂 さんのコメント...

高校時代のなんかその精神だけで取得した技術は全然使えないですよ。

このPCは去年買ったので500GBですね。
まだまだ大丈夫なのですがいつかはなくなるでしょう。
そのほか古い20GBとかのPCが複数あります。
機能するのですが、大きくてゴミみたいな存在ですね。

日本は今でのネットの接続高いのですか?
ここは繋ぎぱなしで、月20ユーロ均一です。
更に国内の電話はいつでもかけ放題、
外国にかけるときだけ別料金ですが、
それが日本でさえも一分に1,9㌣です。
3円行かないですね。
日本の市内よりも遥かに安いです。
今度久しぶりにそちらにかけてみましょうか?

torajiro さんのコメント...

私の使っているネットの回線は光ファイバーで
月7,000円弱ですね。
でも、ADSL回線だと2,000円程度のもあります。
電話はかけ放題じゃありません。
携帯電話も合わせて、月の通信費は35,000円にもなります。

それにしても国際電話が安いですね。
驚きます。
こちらにかけてもらうのは構いませんが
いないことが多いので、かける前にスケジュールを教えてください。

菅野茂 さんのコメント...

やはり高いですね。NTTなどがぼろ儲けしているのでしょう。こちらのテレコムはどんどん政府から見放されて民間と熾烈な競争をしていますよ。この日本まで1,9セントはもう長く続いていますね。それで採算が取れるのでしょう。いつも日本にかけるとみんな信じないようですぐ切られてしまいますがね。グローバル化とはこういうものですよ。日本はどこでも単に看板を変えただけで本質は何も変わっていないですね。どこまで民主党がやるかは未知数です。

torajiro さんのコメント...

ぼろ儲けしたお金は、どこへ行ってるんでしょうねえ?

私は大学受験生のために小論文を指導する仕事をやってるんですが
最近は「グローバル化」はネガティブな側面でネタになることが多いですね。
元国営企業や元財閥系企業がどれだけ国賊的か論じられることはまずないです。

菅野茂 さんのコメント...

まあ普通は政治家へのワイロとか献金でしょう。それで更に都合の良い法律を作ってもらうのです。日本の輸入CDの法律がそれですね。CDは本当は中国でなんか原価10円以下でできます。それを日本のCD会社が競争できないということで関税をかけるように法律を作るわけです。まあ農作物のようなものですね。そうやって政府は献金した企業を甘やかしているわけです。民主党が全部献金を禁止する法律とか作るそうですがお手並み拝見ですね。もちろん政治活動はお金がかかります。だったら全面的に国庫から出せば良いわけです。少なかったらもっと上げるとか?政治献金は公開してもしなくともどこでも事実上の賄賂です。EUの場合は本当に自由競争ですからCDなんかどんどん安くなるわけです。最近は一枚3ユーロ以上のCDは買いませんね。後はPC,電話、ネットも同様?それを持ってグローバル化というわけです。日本はグローバルも何でもない事実上の鎖国主義でしょう。

菅野茂 さんのコメント...

また消えてしまいました。

補足ですが、政治に金がかからないようにするのは全面比例代表制は欠かせません。法律は政党単位で決まりますから、個人立候補は禁止で良いのです。選挙は党首だけが全国に演説に回りますから煩くないし凄く合理的ですね。個人の投票するから属銀だけが出てきてw国家ウから金だけを分捕るのです。全面比例代表制はわかりやすいし、金がかからないし、政権交代がすぐできるし、族議員が出ないし良いとこだらけですね。ここではどこでも地方選挙でもそうです。

後言うべきことは一票の価値ですね。僕が最高裁の裁判長だったら憲法違反としてこれまでできた法律を全部無効にしますね。とにかく日本の裁判は全然駄目ですね。それだけ自分の権限を使わないと日本は良くなりません。ここは都市部でも田舎でも一票=一票ですね。全面比例代表制ですからね。ヨーロッパじゅうそうですよ。

torajiro さんのコメント...

反グローバリズムも、ローカルな文化を守るとか、
行き過ぎた効率主義に反旗を翻すというのであれば解るのですけどね。

菅野さんのおっしゃるように、政治家にお金を渡した人や
学校や地域で親しい人、血縁関係といったグループができていて
彼らに都合のいい政治によって、
彼らの利益を孫子の代までまもるような経済的枠組みがありますよね。

だめですねえ、意見が一致するので議論になりません。

菅野茂 さんのコメント...

ここにいるといちいち隣の国に行くのにお金を変えたくはないですね。パスポートも持って行きたくないです。やはりドイツのCDが高いならフランスでもイタリアでも買います。ネット、電話、交通同じですね。そんな企業や農業のわがままにために余計なお金は使いたくないですよ。やはり日航のような駄目な企業は即潰れるべきですよ。そんなのに税金を使う必要はないですね。

torajiro さんのコメント...

農業については、安全保障上必要な保護はありうるかもしれませんが
それでも、それを野放しに許すととんでもないことになりますね。
というか、政治家や官僚が「保護の必要がある」と言って守った結果が
いまの日本社会ですから、いったんチャラにしたいところですね。

菅野茂 さんのコメント...

今日はバッハのカンタータ第五番です。
リリングvsガーディナーのようです。

torajiro さんのコメント...

5番ですか。あまり馴染みがないので逆に興味ありますね。

菅野茂 さんのコメント...

僕も忙しくて車の中でチラッと聴いただけです。そんなガーディナーとリリング両方は聴けない。TVの録画で忙しかったです。オルガンも間違えそうな部分を数回試し弾き。それはそうと選択しないと!昨日は葬式と金婚式で全然何もできませんでした。

torajiro さんのコメント...

昨日は私は仕事の疲れでお休みでした。
午後は、友人と一緒にFinale2009をいじりました。
英語版を安く手に入れたのです。
例のプロジェクトの準備も兼ねています。

菅野茂 さんのコメント...

まあおあ互いに自由に休めるようにしましょう。
特に予告はしなくとも良いようにしましょう。
余り拘束されると窮屈ですよね。

やはりあのプロジェクトは許可が必用でしょう。
少なくともCoda・MusicとSchottなどの出版社とか。
「モーゼとアロン」の第三幕のスケッチはやはりショットのシェーンベルク協会の全集版を完全にFinaleで公開しますからね。

torajiro さんのコメント...

いちばん許諾が難しいのはSchottでは?

菅野茂 さんのコメント...

まあ要点はスケッチの公開ですね。ショットが駄目ならウィーンの国際シェーンベルク協会の承諾を得れば良いでしょう。自筆から楽譜を起こしたことにすれば良いわけです。2・3ページぐらいでたいした量ではないです。その後はその音列による創作に過ぎませんからその著作権はそれを作曲した人にあるわけで、Schottが何かに言う権利はないですね。第一幕と第二幕は著作権が煩いので公開しません、ということはみんな買うことになるのでショットはとても喜ぶ筈ですが?

菅野茂 さんのコメント...

彼は別のようでメール送ってきましたが、彼がシェーンベルク全集の元締めのようです。彼の曲は得られやすいかも知れません。

Zeitgenössische Komposition - die Rolle des Computers bei Komposition und Notation‏
差出人: Simone Hohmaier (s.hohmaier@googlemail.com)
送信日時: 2009年10月19日 22:50:07
宛先: albrecht.hohmaier@googlemail.com
1 つの添付ファイル
Frageboge...pdf (489.0 KB)


Dr. Simone Hohmaier – Staatliches Institut für Musikforschung – Preußischer Kulturbesitz – Tiergartenstraße 1 – 10785 Berlin – Tel.: +49(0)30-25481-151 – E-Mail: s.hohmaier@googlemail.com

Dr. Martin Albrecht-Hohmaier – Arnold Schönberg Gesamtausgabe – Forschungsstelle – Jägerstraße 22/23 – 10117 Berlin – Tel.: +49(0)30-20370-362


Sehr geehrte Damen und Herren,

herzlichen Dank, dass Sie sich einige Minuten Zeit für diese wissenschaftliche Befragung nehmen. Durch die Entwicklungen auf dem Gebiet der elektronischen Medien haben sich nicht nur die Arbeitsweisen der Komposition, sondern auch die Archivierungsmedien verändert. Uns interessieren besonders die Auswirkungen dieser Veränderungen auf die Musikphilologie und auf künftige Editionen. Deshalb möchten wir Sie bitten, an einem Forschungsprojekt teilzunehmen, das (ohne jegliche Förderung) die philologischen Konsequenzen dieses Medienwandels durch die Ermittlung Ihrer Arbeitsweise untersucht – Konsequenzen, die sich daraus ergeben, dass Sie als Komponisten und Komponistinnen beim Komponieren und Notieren Ihrer Werke mit Computern arbeiten.
Kurz gesagt: Bestanden früher kompositorische Zeugnisse (Quellen) meist ausschließlich aus beschriebenem Papier, spielen heute ggf. weitere Arbeits- und Archivierungsmedien eine Rolle und haben Auswirkungen auf künftige Editionen und musikwissenschaftliches Arbeiten.

Wir würden uns sehr freuen, wenn Sie die Fragen in der angehängten pdf-Datei beantworten könnten, das Ausfüllen am Monitor dauert nur wenige Minuten. Wenn Sie Wert darauf legen, dass Ihr Name bei der Auswertung der Umfrage nicht genannt wird, lassen Sie uns das bitte wissen.
Selbstverständlich haben Sie auch die Möglichkeit, einzelne Fragen oder den ganzen Bogen am Ende zu kommentieren, wenn Sie das wünschen.

Bitte öffnen Sie die angehängte pdf-Datei mit dem Programm Acrobat Reader (im Normalfall reicht ein Doppelklick auf das Datei-Symbol).
Durch einen einfachen Mausklick fügen Sie in den kleinen Feldern ein Kreuzchen ein.
Der Umfang Ihrer Antworten in den Kommentarfeldern ist nicht limitiert.
Am Ende des Fragebogens befinden sich zwei sogenannte „Buttons“ (Schaltflächen):
Durch einen Klick auf den ersten speichern Sie eine Kopie des Dokuments auf Ihrem Computer.
Durch einen Klick auf den zweiten öffnet sich Ihr E-Mail-Programm mit dem Fragebogen als Anhang, Sie müssen dann nur noch folgende E-Mail-Adresse eingeben: s.hohmaier@googlemail.com und die E-Mail abschicken. Sollte sich das E-Mail-Programm nicht automatisch öffnen, schicken Sie uns bitte trotzdem eine E-Mail mit der ausgefüllten Datei an diese Adresse.
Damit Ihre Antworten Eingang in das Forschungsprojekt finden, brauchen wir die E-Mail mit Ihrer ausgefüllten Datei bis spätestens
15.11.2009

Wir danken Ihnen herzlich im Voraus für Ihre Unterstützung!

Mit besten Grüßen,
Simone Hohmaier und Martin Albrecht-Hohmaier

torajiro さんのコメント...

なるほど。それは確かにその通りですね。

菅野茂 さんのコメント...

彼が「モーゼとアロン」や「ヤコブの梯子」の校訂にかかわったかは聞かないとわからないですが、でも図書館に行って全集版見るとやった人の名前があるからそちらのほうが早いかな?

torajiro さんのコメント...

図書館でそうした調べものをするのは、菅野さんにお任せするしかないですね。

菅野茂 さんのコメント...

これで書けるかな?

菅野 さんのコメント...

何とかなったようです。サーヴァーが故障したり、ここに引越ししたりなんかドサクサですね。

菅野 さんのコメント...

今度の図書館は金曜日の予定です。いつものようにボンのシューマンハウスに行って、それからデュッセルドルフでシェーンベルクの「モーゼとアロン」の第三幕のスケッチをコピーしてきます。

下の「個人情報を選択」もなあー!選択しなければいけないですか?OpenIDって何だろう?でも「匿名」は文章に責任を持たせるために止めます。

torajiro さんのコメント...

書き込みありがとうございます。
軽く動くようになった分、融通のきかない面があります。
「個人情報を選択」は「名前/URL」を選んでいただくか、こちらでユーザー登録してパスワードをお送りするかになります。
パスワード管理が面倒であれば、「名前/URL」しか今のところありません。お手数かけますが、よろしくお願いいたします。

torajiro さんのコメント...

それからシェーンベルクお願いします。

菅野 さんのコメント...

ここは毎回開けるたびにどこに何があったのか混乱しています。しょっちゅう配置を変えているようですね。

『モーゼとアロン』は一応オペラですからここに具体的に書くべきかは躊躇します。

『ヤコブの梯子』は一応宗教音楽なので問題が無いでしょう。完成させるだけではなくてこの曲の最初の構想である20管編成のオーケストレーションしてみたいですね。すなわちフルート20、オーボエ20、クラリネット20、ファゴット20、金管は10ずつです。もちろん資金難で演奏できないから作曲者は4管編成にしたのですが、でもフィナーレのミディだと可能かも?10本のフルートのユニゾンと20本のフルートのユニゾンをどう音色上区別するのかわかりませんが(笑)。

torajiro さんのコメント...

配置は右の列の順序を変えてはいますが落ち着きました。

それより、コメントの一覧がなかったり、こうやってコメントを書く時に、すぐ前のコメントを見ながら書けなかったりと不便がありますね。現実に。

データの引っ越しは何とか楽にできるようになったので、もっといい場所、つまり軽くて、安全で、使いやすいところを探したいですね。
前のレンタルサーバーは、夜に重くて、データも壊れる危険性があって、今のところ、少なくともブログを置こうとは思いません。

それでたとえば、ふつうの掲示板を置くというのではどうでしょう?
それだったら、自由に軽快に書けると思います。

それから、モーゼとアロンは、ここで書いてもいいですよ。

菅野 さんのコメント...

また引っ越されると混乱しますよ。最近は混乱の連続ですね。まあ他に作っても良いからここも消さないほうが良いでしょう。「モーゼとアロン」や「サムソンとダリラ」などの半宗教音楽専門にしても良いですね。

torajiro さんのコメント...

いろいろ考えた挙げ句ですが、ここは日本語のブログ本家として運営していきます。混乱させてすみません。
前のサイトは、ブログの枠に収まらないような内容をまとめて置くことになると思います。英語のサイトも作ろうと考えています。

菅野(本家から転載) さんのコメント...

普通の掲示板でも何でもかまいません。
広告があってもなくとも良いです。
スパムは多かれ少なかれどこでも来ますね。
避けられないです。
あの読みにくい数字を入れてスパムをなくす方法がどこでも効果的のようです。
後はスパムを小まめに取ることぐらいでしょうか?
掲示板は複数あればサーヴァーが壊れたとき復旧しやすいかもしれませんね。
僕は複数の掲示板やブログにコピーしています。
でも余りアドレスが変更されると混乱しますね。
リンクで全部完全に繋いだらどうでしょうか?

torajiro さんのコメント...

すべて了解です。
ただ、こちらをメインとして運営すると、古いサイトと両方をいつも同じにしないといけなくなるので、あちらのブログは消します。