2009年9月20日日曜日

ミサ曲のつくりかた

ミサ曲の歴史について、ずっと書きたいと思ってきました。
しかし、そうした研究や書籍はすでに存在しています。
そこで考えた結果、もし今日の私たちがミサ曲を作曲したいと思ったら
どのように準備し、作曲するかという観点から
解説していったら面白いのではないかと発想しました。

まず、ミサ曲を作曲するための準備について考え
その次に個々の楽章をどのように作曲できるか
過去の作品を例に挙げながら解説していきます。

14 件のコメント:

菅野茂 さんのコメント...

これはもう自分が何回も経験があるのですぐ書けます。

まず演奏時間と楽器編成・ソリストの数などを決めます。
普通は通常文です。
それ以外はいろいろなケースがありますから一概には言えません。
次はその用途です。
実際のミサに使うのかコンサート用なのか?
実際のミサの場合は30分以下が望ましいです。
練習時間も少ないので初見でも歌える優しい曲が推奨されます。
楽器編成はお金がない教会が多いので小さ目が多いです。
最悪の場合はアカペラが考えられます。
次はオルガン伴奏付。
その次は弦楽のSQ付。
コンサート用は一時間を越えても大編成でも全然問題はありません。
実際の作曲は通常文に従がいます。
例えばキリエは3部形式が普通です。
グローリアは大胆に派手、クレードは確固とした音楽、
サンクトゥスは静寂な静かさが多いです。
アニュス・ディは将来への希望的な音楽でしょう。

torajiro さんのコメント...

そうそう。
そういうところを書いていこうとしています。
そこに、「そもそもミサ曲とはなんぞや」という蘊蓄が入るし
古今東西のミサ曲がどう作られているかのアナリーゼも入るのです。

ところで「サンクトゥス」は静かなのもありますが
トランペットが高らかに鳴るのも多いです。

菅野茂 さんのコメント...

特にミサのための大原則はないようです。

ただキリエ・エレイゾンやレクイエム・エテルナムと唱えるときどういう曲を付けるべきかは普通は自ずと決まってきますね。長調の暴れるアレグロのファンファーレは普通は思い浮かばないですね。

torajiro さんのコメント...

たしかにテキストの意味から来る常識的な範囲がありますね。
あとは伝統的にこうするってものもあります。

私は音楽学者なので、特に後者の歴史を見てきたわけですが
それでも多様性はあり、自由ですね。

菅野茂 さんのコメント...

おのおのの作曲家たちにこう感じろとは強制できませんからねえ。
しかしそれで一定の方向性はありますが、それでも多様性はあります。

torajiro さんのコメント...

それが音楽学的には面白いところです。
今度、プーランクの《グローリアGloria》をアップします。
彼の解釈はユニークです。
音楽様式はともかくとして。

菅野茂 さんのコメント...

これは昔シュトットガルトのカトリック教会のコンサートで見たことがあります。あくまでも美しい音楽です。

torajiro さんのコメント...

そうですね。恍惚としたこともあります。
その辺り、書いてみます。

菅野茂 さんのコメント...

でもこちらは全然研究したことがないので詳しいことはわかりません。
スコアも市立図書館にあったのですが、借りたためしはないですねえ。
CDも借りなかったです。ただ美しいだけでは僕の重い腰は動かないのです。
そういうのは無数にありますから他人に任せれば良いのです。
やはり少なくともティンパニ16個は欲しいですね(笑)。

菅野茂 さんのコメント...

あの「クラシック埋蔵金」は誰かに更に質問があるようですよ。

torajiro さんのコメント...

プーランクの《グローリア》の場合
テキストにふつう付けられる音楽とは
ちょっと違った曲調にするところに面白さがあって
そこを書こうと思っています。

「クラシック埋蔵金」の質問?
まだありましたっけ??

菅野茂 さんのコメント...

毎日みていませんね。
また書いてきているようですよ。
ちょっとホエホエさんに言ったらその場所を探し出してアホ書いているようですが、
こちらは硬い内容しか書かないので徐々に離れてゆくでしょう。
やはりスパムを予防するにはアクセスの少ない硬い専門的な内容に限りますよ。

torajiro さんのコメント...

たぶん、これでしょ?

> 106番「神の時は最上の時なり」でよろしいでしょうか?

これは答えました。

菅野茂 さんのコメント...

僕はバッハのカンタータだけは多すぎるので手をつけるのを躊躇しています。
とにかく時間がありません。
また土曜日は葬式です。